不足分は焼酎で? 

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夕方、若い夫婦が入ってきた。夫は作業服を着ている。店内を見て回り、両袖の事務机がほしいという。店内の陳列替えをして事務机は3段積みにしたばかりだ。
リサイクルショップは、積める物は何でも積んでしまう。

両袖机は1万円。もう一つ目につけたのはファックスつき子機付き電話機15000円。
値段がひかかるのか、う〜ん、とうなっている。
「ちょっと考えてみる」と言って二人は事務机の売り場を離れた。

中古車販売店を経営しいて、事務所の机ほか備品をさがしているらしい。偶然通りがかって入ったようだ。
店内を見て回るうちに一角に目を留めた。そこには、古い100%木製の机が一時置きのため、壁にむけて置いてあった。
「これ、いくらですか」
6000円というと、急に二人の目の輝きが変わった。
「ねえねえ、これいいよね、あんなスチールのデスクより味があるね」
若い人が、時々こういう古いものに興味を示す。

すっかり気に入った様子。ファックスも買うから2つでなんとか、2万円にしてくれという。
少し時間をおいて、承諾した。ところが、ふたりは財布の中身をひっくり返し、
「1万と9650円しかない・・・・・」
「さっき、ディスカウント酒屋で酒を買ってしまったのがいけなかった。ああ、困ったなあ」
「待っていてあげるから、取りに行ったら」
「それが、家は○○のほうなんで・・・・ちょっと遠い」

いろいろ考えていた二人は、思わぬことを口にした。
「酒屋で買った焼酎を不足分にあててもいいですか」
思わず笑ってしまい、焼酎はあまり飲まないが、まあいいかとOKした。

結局、その申し出は常識的でないと思ったのか、1万円だけ内金を払い、すぐに戻るから商品を確保しておいて欲しいと言って帰った。

30分もしないうちに残金を持ってきた。
近くの親戚の家を思い出し、借りに行ったという。
そして、嬉しそうにワゴン車に机を積みこんだ。


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コメント

面白い!

店内でのやり取りが面白い。時々私も現金が足りない時など、お財布の中にある「商品券などでもOK?」と半分冗談で言うことがあります。このブログを読んで「心がほんわか」しました。
ありがとう!

コメントありがとうございます。

布大活躍

布をありがとうございました。
着々と象になりつつあります。
色が茹タコ風ですが贅沢は言えませんね。
裁縫にはまりそうです。
来週にはブログに掲載します。
乞う、ご期待。

コメントありがとうございます。

アーティストに当店の布を活用していただき光栄です。

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