雪の日と岡村孝子 

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先週の土曜日は、雪が降り10センチくらいの積雪となった。積雪は今冬初。
子供の頃はこんな雪の日がひと冬に数回あったような気がするが、近年はめっきり減った。

このあたりの地域の人たちは雪道に慣れていない。雪が少しつもるとあっという間にそこら中で交通渋滞が始まる。
環状の高速道路も通行禁止になるのでその渋滞はさらに濃密になる。
車はのろのろ、スリップによる小さな追突事故があちこちに起こる。

その日、雪はますます激しく降ってきた。
帰れなくなるといけないので、午後3時にはパートさんは帰ってもらった。

「風が吹くと桶屋が儲かる」とは、ある事柄が思いもよらぬところに影響を与えるというような例えである。
雪が降ると何屋が儲かるか。暇にまかせてストーブの前に陣取り考えてみた。思いつかない。少なくとも郊外型のリサイクルショップは全くお手上げである。
渋滞の中に車を出してまでに買い物に来る人はないし、ぐちゃぐちゃの雪道に自転車のお客も歩き客も来ない。

同業の仲間から電話があった。
 「すごい雪だねえ。うちはもう店をしめたよ」
 「へえ、決断が早いなあ。そうだね、夕方までやみそうもないしね」
結局、当店も4時には閉店してしまった。
私は別の同業者に電話して、どうしているか尋ねた。
 「うちは、チェーンやスタッドレスタイヤがあるから、状況を見ながら・・・だね」
カー用品の品揃えの強いリサイクルショップらしい言葉だ。
雪が降るとタイヤ屋さんが儲かるのか。でもこれは直接的でそのまんまだなあ。

私は店を閉め終えると家路についた。まだ明るいうちに帰るのは何か落ち着かない。
のろのろ運転が続いて時々車は数珠つなぎでとまってしまう。

カーラジオから聞きなれた音楽が流れた。元清純デュオ「あみん」の「待つわ」だ。懐かしい。昨年の年末、復活デビューを果たしたことはご存知のことだろう。NHKで特集もやっていた。
元清純デュオ「あみん」は約25年という歳月をへておばさんデュオ「あみん」となった。
しかしあの頃の「お嬢さんぶり」は健在であった。

その美しいハーモニーを聞きながら、私はあることを思い出した。
みなさんはこの「あみん」の名前の由来をご存知だろうか。熱心なファンなら知っているかもしれない。

私は一ヶ月ほど前、「アミン大統領」改め「スモウトリ」という愛称のウガンダ人のことを書いた。その時、アミン大統領のことを一応確認をしておこうとウィキペディアを覗いてみた。

そこで意外な記述を発見した。
「あみん」の名前はこのアミン大統領からきているというのだ。
えええっ、あの「人喰いアミン」と清純デュオ「あみん」がいっしょ?
似ても似つかないその意外な組み合せにびっくり。

よく読んでみるとこうだ。引用してみよう。
さだまさしがアミン大統領のアミンという響きがいいと興味を持ち、「パンプキン・パイとシナモン・ティー」という曲の中の喫茶店の名前を「安眠(あみん)」と名づけた。
まだアマチュアだった岡村孝子と加藤晴子は、尊敬するさだまさしのその「安眠(あみん)」の名前をもらい、デュオ名を「あみん」とした。

へぇぇ、きっと、「あみん」もアミン大統領のことを何も知らずにつけたんだろうなあ。

いつも15分のところ1時間かかってやっと家に到着。

「風が吹くと桶屋が儲かる」のも「あみんとアミン」も面白いのは連鎖の意外性である。
しかし「雪が降ると何屋が儲かる」のかは結局思いつかないまま一日は終わった。


なるほどなと思えたら、それぞれひと押しお願いします。

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